November 2008
October 2008
はじめに
もうそろそろ11月になるけれども、受験勉強もこれからがいよいよ佳境というところだろう。そしてそれは、美大の受験生にとっても同じはずだ。美大の受験生にとっては、これからの数ヶ月間の過ごし方が本当にだいじになってくる。
ただし絵というのは(特に受験に必要な「受験絵」は)、普通の勉強と違って、きっかけさえ掴めれば一夜にして上手くなる。一皮むければ、一気に合格圏内に突入できる。
だから、だいじなのは「そのきっかけを掴むこと」だ。それは鉄棒の逆上がりのようなもので、ある日突然できるようになる。普通の勉強のように、コツコツとした積み重ねが必ずしもだいじというわけではない。だいじなのは脱皮することなのだ。一皮むけること。そのきっかけを掴むことである。
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金子文子
私は大正八年中、朝鮮にいて独立騒動の光景を目撃して権力への反逆気分が起こり朝鮮の方のなさる独立運動を思うとき、思い得ぬほどの感激が胸に沸きます私は両親から捨てられ、家族の味を知りませぬ私は社会から圧迫を受けました親の愛を呪い社会を呪わずにいられませぬ無籍であることは毫も子のあずかり知らないこと。親の怠慢、不誠意によって学校の門は閉じられ世間からは無籍者だと嘲られるその痛い矢を子供が受けねばならぬというのは、何という制度の欠落でありましょう私は日本の土地にご厄介になりながら日本の人間でもどこの人間でもなかった。 社会は責なき幼き者を鞭打つほど残酷であります 林の中に入る。晴れやかな気持ちになった私は唱歌を歌い始める。誰もそれを咎める者は居ない私は小鳥のように自由だ。自然は素直で、自由で、人間のように人間をゆがめない。...